廃棄物を焼却処理する際には大量の熱と二酸化炭素が発生しますが、熱回収を行えばエネルギーを効率的に有効活用できます。焼却処理で発生する熱を火力発電所など再利用すると、燃料として使われる石油を節約できるので排出される二酸化炭素量も少なくなります。二酸化炭素は地球温暖化の原因となるため排出量の削減が世界中で課題となっていますが、熱回収は地球環境を保全する上でも非常に重要です。たんにエネルギーが失われるままにするのではなく、熱回収によって再利用すればコスト削減にもつながります。

廃棄物を焼却処理するにはエネルギーが必要になりますが、大量の熱を発生させるには多くの燃料を燃やさなければなりません。一般的に焼却処理の燃料として石油が使われるケースが多く、限られた資源を消費することになります。地球上に埋蔵されている石油の量には限りがあるので、浪費を続けているといずれ枯渇してしまいます。また石油を燃やす際に発生する二酸化炭素は地球温暖化を促進するので注意しなければなりません。

熱回収では廃棄物を焼却処分する際に発生するエネルギーを再利用するため、廃棄物自体が燃料となります。廃棄物の多くはプラスチックですがポリ塩化ビニルを燃やすと猛毒のダイオキシンが発生します。現在ではポリ塩化ビニルを適切に分別し、安全に燃焼させる方法が確立されているので廃棄物を燃料とすることが可能です。プラスチックは石油製品なので石油や石炭などと同じくらいのエネルギー量を持っており、熱回収を行えば燃料を節約しつつ大きなエネルギーを得ることができるというメリットがあります。

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