シェルと呼ぶ円筒と多数の伝熱管チューブ内に、それぞれ液体などの流体を通して相互間で熱交換を行う構造を持つのが多管式熱交換器と呼びます。熱交換器には、他にもプレート式やフィンチューブ式、スパイラル式や空冷式など色々な種類がありますが、熱交換器スケールはこれらの装置の機能を損ねてしまうなどの理由から、スケールそのものを取り除くことが主なメンテナンスになって来ます。スケールは流体に含まれる物質が熱などによりパイプの内側に付着して、それが固くなった状態で熱交換器スケールは、その特性から十分な熱交換が難しくなるのが特徴です。ちなみに、温泉地に行くと湯畑と呼ぶ場所があって、そこには温泉に含まれる主成分でもある硫黄が固まった状態にものを目にすることができる、特に草津温泉の湯畑は有名で有数の観光スポットにもなっています。

この硫黄の塊は湯ノ花の元となるものですが、これと同じような塊が熱交換器のパイプ内に生じるのが熱交換器スケールです。パイプ内部にこのようなスケールが付着すると、パイプ内部の面積が狭くなり熱交換器本来の性能が著しく低下してしまうことになります。オール電化住宅で活用されているエコキュートも熱交換器の一つで、熱交換器スケールが蓄積されると一度に沸かすことができる湯量が減ってしまう、設定している温度まで達するのに時間を要してしまう、余計に電力を必要とするなどの悪循環を生み出す要因に繋がるといいます。