狭小住宅と呼ばれる小さい家の間取りを決めるポイント

小さい家を設計プランニングするにあたって、間取りの決め方で困っている、こんな施主さんもいるのではないでしょうか。いわゆる狭小住宅と呼ばれる小さい家の場合、一般的な新築一戸建と比べてそもそも土地が狭く、建物もコンパクトになるため、独自の発想で間取りのプランニングを検討することが求められます。まず重要でありながら、意外と忘れやすいのが、収納スペースのこと。敷地が狭く延床面積も小さい家では、居住スペースを広くするほど、収納スペースが失われてしまいます。

とはいえ、充分な収納スペースを確保しようとすれば、今度は居住スペースが狭くなってしまい、快適な暮らしが損なわれかねません。そこで狭小住宅で収納スペースを考えるなら、ニッチな隙間をできるだけ活用するなど、あらゆる工夫が不可欠になります。例えば階段下の空間に掃除用具入れを設置したり、ベッドを選ぶ際には下の部分に収納ボックスが必ず入るタイプを購入する、また壁や天井のデッドスペースには、その空間のスケールにピッタリな造り付け家具を特注するなど、このような工夫が参考になるはずです。狭小住宅の間取りを決める際には、動線を意識することも重要なポイントになります。

例えば3階建ての狭小住宅では、洗濯や炊事などで上下階との移動が頻繁になると、それだけで家事の負担も大きくなってしまいます。洗濯物を干すバルコニーに近いゾーンに洗濯機を設置するなど、家事の負担が少ない動線を意識すべきでしょう。

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