注文住宅の詳細を決めていく過程は、夢が実現していく過程と言っても過言ではありません。建築された注文住宅で始まる新たな生活を想像しながら検討をしていく作業は、時間を忘れて没頭できる幸せな時間になります。その一方で、頭を悩ませなければいけないことが出てくることもあります。いろんな夢を実現していく計画を進めていくと、どうしても予算内に収まらないという状況になることも少なくありません。

そんな時にはどの部分を削って予算内に収まるようにするのかを考える必要が出てきます。予算との調整方法としては、予算自体を大きくするという方法もありますが、安易に選択するべき方法ではありません。もともとたっぷりと余裕があったという場合は選択肢として考えることが出来ますが、そうでは無い場合はリスクのある選択になります。予算を膨らませるためにするべきことは、注文住宅建築以外の出費を抑えることです。

子供の教育費や老後の生活資金を削って捻出したのでは、大きな後悔に繋がることも考えられます。住宅建築の過程で、目の前の欲望に負けてしまわないように、長期的な計画を絶えず意識することを忘れないようにしましょう。予算を変えずに対応する方法として、住宅の構造などを節約する方法も避けた方がいいです。耐震構造など根本的な機能に影響してしまう可能性があるので、リスクの高い選択になります。

設備を抑えて節約する方法が最も現実的です。魅力的な住宅設備はたくさんありますが、安くても遜色ないものもあるので再検討する余地が十分にあります。